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過去問を解く

電気通信主任技術者 学習ガイド 02

伝送交換と線路、どちらを選ぶ?担当設備・試験範囲・将来の仕事から判断する

電気通信主任技術者試験では、伝送交換か線路のどちらかを選びます。優劣で決める資格ではなく、ネットワークの「装置」を監督したいか、「ケーブルや通り道」を監督したいかで判断します。

装置側伝送交換の中心
ケーブル側線路の中心
2科目共通システム・法規
1科目別専門設備及び設備管理

30秒で分かる結論

伝送交換と線路の選び方のポイント

結論

ルータ、交換機、無線、サーバ、電源など局内設備に関わる人は伝送交換、光ファイバ、管路、電柱、海底ケーブルなど線路設備に関わる人は線路が基本です。勤務先の担当設備や今後やりたい仕事を最優先に選びましょう。

電気通信主任技術者試験では、伝送交換か線路のどちらかを選びます。優劣で決める資格ではなく、ネットワークの「装置」を監督したいか、「ケーブルや通り道」を監督したいかで判断します。

COMPARE

監督する設備を横に並べて比べる

伝送交換は、受け取った情報をどこへ送り、どの形式で運ぶかを処理する設備が中心です。光信号をまとめて送るWDM(ダブリューディーエム、Wavelength Division Multiplexing/波長分割多重)、パケットを振り分けるルータ、携帯電話の無線ネットワーク、クラウドを支えるサーバ、設備を止めないための電源などを学びます。

線路は、その情報を実際に遠くへ運ぶ物理的な通り道が中心です。光ファイバの構造・損失、ケーブルの接続、地下管路や電柱の設計、施工時の安全、劣化や災害への対策などを学びます。どちらにもネットワーク全体の基礎と法令が必要です。

試験種別の比較

試験種別の比較
見る点伝送交換線路
主な監督対象伝送・交換・無線・サーバ・電源設備光ファイバ・ケーブル・管路・電柱
専門科目伝送交換設備及び設備管理線路設備及び設備管理
共通科目電気通信システム、法規電気通信システム、法規
仕事のイメージ情報を処理し振り分ける情報が通る経路を造り守る

DECISION

迷ったら仕事内容から逆算する

すでに通信会社や設備会社で働いている場合は、所属部署で管理している設備と、会社が必要としている資格者証を確認するのが確実です。名称だけでは判断しにくいため、上司や資格担当者へ「どの設備の選任に使う予定か」まで聞きましょう。

未経験者は、機器設定、ネットワーク、無線、サーバに興味があれば伝送交換、屋外設備、光ケーブル、構造物、施工管理に興味があれば線路を候補にします。求人票を10件ほど読み、仕事内容に現れる設備名を数える方法も具体的です。

伝送交換

装置やソフトウェアが好き

ルータ設定、信号処理、無線、セキュリティ、サーバ運用へ関心がある人に結び付きやすい分野です。

線路

設備や施工が好き

光ケーブルの敷設、地下管路、電柱、保守点検、災害復旧へ関心がある人に結び付きやすい分野です。

確認

会社の選任需要を聞く

実務でどちらが必要かは会社・部署で異なるため、制度上の監督範囲まで確認します。

NEXT CAREER

一方を取得した後にもう一方も目指せる

最初の選択が一生を決めるわけではありません。線路主任技術者が伝送交換主任技術者試験を受ける場合も、伝送交換主任技術者が線路主任技術者試験を受ける場合も、資格だけで「電気通信システム」と「法規」を免除できます。さらに資格取得後、伝送交換を受ける人は事業用伝送交換設備、線路を受ける人は事業用線路設備に4年従事し、その中に指導監督的実務1年以上を含めば、設備科目も免除されて全科目免除になります。

旧第二種伝送交換主任技術者または伝送交換主任技術者(特例試験による取得者)は、資格だけなら電気通信システム免除です。伝送交換を受ける場合は資格取得後の事業用伝送交換設備2年、線路を受ける場合は事業用線路設備4年の実務があり、その中に指導監督的実務1年以上を含めると設備も免除されますが、法規は残ります。工事担任者・無線従事者、科目合格、学歴、認定学校による全条件は、このサイトの「科目免除の仕組み」に掲載しています。

  • 現在の担当設備を最優先する
  • 未経験なら興味のある設備と求人内容を比べる
  • 将来はもう一方の資格も追加できる
  • 資格取得後、伝送交換なら事業用伝送交換設備、線路なら事業用線路設備4年・うち指導監督1年以上で全3科目を免除
資格名・年数・必要書類をサイト内で確認5つの免除ルートを省略せず、判定表にまとめています。
科目免除の完全表を見る

ACTION

理解を次の行動へつなげる4ステップ

  1. 1
    設備を二つに分類する

    興味のある設備を、装置側とケーブル・経路側へ分けます。

  2. 2
    上の比較表で専門科目の範囲を比べる

    伝送・交換・無線・サーバ・電源設備と、光ファイバ・ケーブル・管路・電柱のどちらに関心が持てるか比べます。

  3. 3
    仕事・会社の需要を確認する

    勤務先、求人票、業界研究から実際に求められる種類を確かめます。

  4. 4
    片方の過去問を試す

    専門科目を10問ずつ見て、学び続けられる方を選びます。

実際の問題で理解を確認令和3〜7年度の全10回から、受験する試験種別と科目に合わせて問題を選べます。
過去問を選んで解く

CAUTION

避けたい3つの失敗

01

合格率だけで選ぶ

受験者の経歴が異なるため、率の高低だけでは自分に合うか判断できません。

02

名称の印象だけで決める

伝送交換にもケーブル知識、線路にも通信の基礎が関係します。上の比較表にある、伝送・交換・無線・サーバ・電源設備と、光ファイバ・ケーブル・管路・電柱のどちらを主に監督したいかで判断します。

03

両方を同時に受験しようとする

同一試験時間に異なる試験種別を同時受験することはできません。まず一方を選びます。

FAQ

伝送交換と線路の選び方についてよくある質問

未経験者にはどちらがおすすめですか?

一律の正解はありません。IT機器・無線・サーバへ興味があれば伝送交換、光ケーブル・屋外設備・施工へ興味があれば線路を入口にすると理解しやすいでしょう。

共通問題はありますか?

電気通信システムと法規は両試験種別に共通です。設備及び設備管理だけが、伝送交換と線路で分かれます。

両方の資格者証を取得できますか?

できます。線路主任技術者が伝送交換を受ける場合も、伝送交換主任技術者が線路を受ける場合も、資格だけでシステムと法規が免除されます。資格取得後、伝送交換なら事業用伝送交換設備、線路なら事業用線路設備の実務4年(うち指導監督的実務1年以上)を満たせば設備も免除され、全科目免除で追加取得を申請できます。

公式情報・最終確認日

試験制度・数値は2026年9月3日に公式情報で確認しました。勉強時間、学習順、得点目標、仕事への活かし方は資格ナビ編集部による学習上の目安で、合格・就職・待遇を保証するものではありません。

日本データ通信協会「電気通信主任技術者とは」(新しいタブで開く)日本データ通信協会「試験科目と出題範囲」(新しいタブで開く)日本データ通信協会「免除科目一覧表」(新しいタブで開く)日本データ通信協会「試験種別と試験時間」(新しいタブで開く)

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NEXT STEP

理解したら、次の記事か過去問へ

用語・仕組み・問題を往復し、知らない言葉を一つずつ減らしましょう。