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高気圧障害

潜水士 令和7年 7月~12月実施分 高気圧障害 問28

問題・正答・学習用解説

問題

潜水によって生じる骨壊死に関する次の文中の 内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。「骨壊死は、[ A ]に罹患した潜水者に多くみられる。症状は発症の部位によって異なり、[ B ]に発症した場合には大きな障害がみられないが、[ C ]に出現した場合には歩行障害等を訴えることが多い。」
ABC
1ベンズ骨端(骨頭)骨幹部
2酸素中毒骨幹部骨端(骨頭)
3減圧症骨端(骨頭)骨幹部
4減圧症骨幹部骨端(骨頭)
5低体温症骨幹部骨端(骨頭)

選択肢

  1. (1)
    A:ベンズ B:骨端(骨頭) C:骨幹部
  2. (2)
    A:酸素中毒 B:骨幹部 C:骨端(骨頭)
  3. (3)
    A:減圧症 B:骨端(骨頭) C:骨幹部
  4. (4)
    A:減圧症 B:骨幹部 C:骨端(骨頭)
  5. (5)
    A:低体温症 B:骨幹部 C:骨端(骨頭)

正答と解説

正答:(4)

正答の考え方

正解は選択肢4です。骨壊死は減圧症に罹患した潜水者で多くみられます。骨幹部の病変は大きな機能障害が出にくい一方、関節に近い骨端・骨頭に病変が生じると関節面が損なわれ、痛みや歩行障害につながります。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は、Aをベンズと狭く表し、BとCも逆です。骨壊死と関連するのは減圧症であり、障害が目立ちにくいのが骨幹部、歩行障害などが出やすいのが骨端・骨頭です。

選択肢2

選択肢2は、A=酸素中毒が誤りです。骨壊死は高い酸素分圧による酸素中毒ではなく、減圧に伴う気泡形成などと関連する減圧症の晩発性障害として問題になります。

選択肢3

選択肢3は、A=減圧症は合っていますが、BとCが逆です。骨幹部では大きな障害が現れにくく、関節面に近い骨端・骨頭では歩行障害などが現れやすくなります。

選択肢5

選択肢5は、A=低体温症が誤りです。低体温症は全身の冷却による急性障害で、問題文の骨壊死との代表的な関連は減圧症です。

周辺知識

潜水性骨壊死は症状がすぐ出ないこともあり、肩・股・膝などの関節近くの病変が将来の機能障害につながります。反復する高気圧ばく露と不適切な減圧を避け、健康診断で必要に応じて関節部のX線検査を行います。