試験を知る・学び方を決める
潜水士の試験科目・勉強法と過去問の使い方
潜水士免許試験の4科目・配点・合格基準と、圧力の計算、過去問の復習方法を解説。初めて学ぶ方が基礎知識と問題演習をつなげるための学習ガイドです。
試験情報の確認日: / 作成:資格ナビ
無料の過去問400問と解説を読む →潜水士とは・試験で学ぶこと
潜水士は、送気やボンベによる給気を受けて行う潜水業務に必要な免許です。水中土木、海洋調査などに関わり、試験では潜水機器だけでなく、水圧と気体の性質、身体への影響、安全を守る法令も学びます。受験資格は不要ですが、本人確認書類など所定の申請が必要です。
学習を始めるときは、水深が変わると圧力・気体の体積がどう変わるかを図にしてみましょう。この関係を理解すると、用語や機器の働きを個別に暗記するより、科目をまたいで知識をつなげやすくなります。
4科目の問題数・配点と合格基準
試験は合計40問、4時間です。各科目10問ですが配点は異なります。合格には各科目の得点が40%以上、かつ総得点が60%以上という両方の条件が必要です。総得点だけを確認せず、科目別にも採点しましょう。
- 潜水業務:10問・30点。圧力や浮力、潜水器具などを整理します。
- 送気、潜降及び浮上:10問・25点。機器と作業の流れを対応づけます。
- 高気圧障害:10問・25点。障害の原因と予防の考え方を区別します。
- 関係法令:10問・20点。誰が何を行う義務なのか、条件と合わせて確認します。
勉強の順序は「圧力の基礎→機器→障害→法令」
以下は資格ナビの学習上の提案です。まず圧力・体積・浮力の基本を確かめ、次に潜水器や送気装置の役割を図で整理します。そのうえで高気圧障害の原因を学び、最後に作業の場面と法令の義務を結び付けます。
過去問では、正解番号に加えて各選択肢の判断理由を一文で記録します。誤りを「用語を知らない」「計算条件の読み違い」「法令の数字の混同」に分けると、読み直す場所が明確になります。科目別の弱点を復習した後、1回分を通して解いて取りこぼしを確認してください。
計算例:絶対圧とゲージ圧を区別する
理解用の独自例です。水面の大気圧を0.10 MPa、水による圧力を0.20 MPaとすると、絶対圧は0.10+0.20=0.30 MPaです。水面の圧力を基準に測るゲージ圧と、真空を基準に測る絶対圧を区別します。
温度と気体の量が一定の理想的な条件で、絶対圧0.10 MPaのとき3 Lだった気体が0.30 MPaになると、P₁V₁=P₂V₂より、体積は0.10×3÷0.30=1 Lです。代入前に圧力の基準と単位をそろえることがポイントです。この例は物理の理解用であり、実際の潜水手順や減圧計画を示すものではありません。
公表問題を使うときの確認事項
安全衛生技術試験協会の公表問題と正答を参照し、年度・公表時期を記録して復習します。法令の設問は、問題が作られた時点と受験時点で規定が変わっていないかも確認します。学習ページの年度表示と公式の公表時期は別に確かめてください。
受験する会場・日程は協会の案内で選びます。出張特別試験では開始時刻などが地区ごとに異なるため、通常の試験時間だけで判断せず、申請先の案内と受験票を確認しましょう。
よくある質問
潜水士試験は未経験でも受験できますか?
受験資格は不要です。受験申請には本人確認書類などが必要です。試験合格後の免許申請は別の手続きなので、協会の案内から確認してください。
全体で6割取れば合格ですか?
総得点60%以上に加えて、すべての科目で40%以上が必要です。得意科目だけで点数を稼いでも、基準に届かない科目があると合格になりません。
過去問の計算問題は何を復習すればよいですか?
答えの数値だけでなく、圧力の基準、温度など一定とする条件、単位、使用する式を確認します。条件を自分で書き出してから計算し直すと、似た問題にも対応しやすくなります。
公式情報・出典と、このガイドについて
試験制度・科目の説明は以下の公式資料を確認して作成しています。学習順序と計算例は資格ナビによる学習用の説明です。受験申込みや制度の詳細は試験実施機関の最新案内をご確認ください。
過去問は出題当時の法令・基準に基づきます。問題ページの解説は試験実施機関の公式解説ではありません。内容に関するご指摘は資格ナビのサポートへお知らせください。