資格ナビ潜水士の演習へ

関係法令

潜水士 令和5年 1月~6月実施分 関係法令 問31

問題・正答・学習用解説

問題

ヘルメット式潜水による潜水作業者に空気圧縮機を用いて送気し、最高深度30mまで潜水させる場合に、最小限必要な予備空気槽の内容積V(L)に最も近いものは、法令上、次のうちどれか。ただし、イ又はロのうち適切な式を用いて算定すること。なお、Dは最高の潜水深度(m)であり、Pは予備空気槽内の空気圧力で0.7MPa(ゲージ圧力)とする。イV=40(0.03D+0.4)PV = \frac{40(0.03D+0.4)}{P}ロV=60(0.03D+0.4)PV = \frac{60(0.03D+0.4)}{P}

選択肢

  1. (1)
    60L
  2. (2)
    80L
  3. (3)
    100L
  4. (4)
    120L
  5. (5)
    140L

正答と解説

正答:(4)

正答の考え方

正解は選択肢4です。ヘルメット式では圧力調整器を使用させない方式なので式ロを用います。D=30\displaystyle D=30、P=0.7\displaystyle P=0.7を代入すると、V=60×(0.03×30+0.4)÷0.7=60×1.3÷0.7=\displaystyle V=60\times (0.03\times 30+0.4)\div 0.7=60\times 1.3\div 0.7=約111.4 Lです。この値以上で最も近い選択肢は120 Lです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は60 Lで、必要な約111.4 Lを大きく下回ります。式ロへD=30\displaystyle D=30、P=0.7\displaystyle P=0.7を代入して得られる容量を満たしません。

選択肢2

選択肢2は80 Lで、必要な約111.4 Lを下回るため、事故時に必要な予備空気槽の内容積として不足します。

選択肢3

選択肢3は100 Lで、計算値約111.4 Lより小さいため、法定の最小内容積を満たしません。

選択肢5

選択肢5は140 Lで計算値以上ですが、約111.4 Lに最も近い選択肢は120 Lです。設問は最小限必要な値に最も近いものを求めています。

周辺知識

予備空気槽は、圧力調整器を使用させる場合はV=40(0.03D+0.4)÷P\displaystyle V=40(0.03D+0.4)\div P、それ以外はV=60(0.03D+0.4)÷P\displaystyle V=60(0.03D+0.4)\div Pで求めます。内容積とは別に、槽内圧力を最高潜水深度の圧力の1.5倍以上に保つ条件もあります。