関係法令
潜水士 令和7年 1月~6月実施分 関係法令 問33
問題・正答・学習用解説
問題
潜水業務従事者に圧力調整器を使用させない潜水方式の場合、大気圧下で送気量が毎分240Lの空気圧縮機を用いて送気するとき、法令上、潜水できる最高の水深に最も近いものは、次のうちどれか。選択肢
正答と解説
正答:(4)
正答の考え方
正解は選択肢4です。圧力調整器を使用しない場合、高圧則第28条第1項により、その水深の圧力下で毎分60 L以上の送気が必要です。水深D mの絶対圧力は約「1+D÷10」気圧なので、水中での送気量は240÷(1+D÷10)L/分です。240÷(1+D÷10)≧60より、1+D÷10≦4、したがってD≦30 mです。30 mでは240÷4=60 L/分となり、最高水深は30 mです。
各選択肢の解説
選択肢1
選択肢1は10 mですが、この深度では絶対圧力が約2気圧なので、水中での送気量は240÷2=120 L/分です。必要な60 L/分を上回るため潜水できますが、最高水深ではありません。
選択肢2
選択肢2は15 mですが、この深度では絶対圧力が約2.5気圧なので、水中での送気量は240÷2.5=96 L/分です。基準を満たしますが、さらに深く潜れます。
選択肢3
選択肢3は20 mですが、この深度では絶対圧力が約3気圧なので、水中での送気量は240÷3=80 L/分です。基準を満たしますが、最高水深は30 mです。
選択肢5
選択肢5は40 mですが、この深度では絶対圧力が約5気圧なので、水中での送気量は240÷5=48 L/分です。法定の60 L/分に不足するため潜水できません。
周辺知識
コンプレッサーの大気圧換算送気量は、深くなるほど同じ量の空気が圧縮され、水中での体積流量が小さくなります。圧力調整器を使わない場合は水深下で毎分60 L以上、使用する場合は水深下で毎分40 L以上を送れる能力と所定の送気圧が必要です。