資格ナビ潜水士の演習へ

送気、潜降及び浮上

潜水士 令和7年 1月~6月実施分 送気、潜降及び浮上 問19

問題・正答・学習用解説

問題

全面マスク式潜水の装備に関し、正しいものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    全面マスク式潜水器では、ヘルメット式潜水器に比べて多くの送気量が必要となる。
  2. (2)
    全面マスク式潜水では、送気ホースの緩み、外れなどにつながるおそれがあるので、足ヒレを用いてはならない。
  3. (3)
    全面マスク式潜水器のマスク内には、口と鼻を覆う口鼻マスクが取り付けられており、潜水者はこの口鼻マスクを介して給気を受ける。
  4. (4)
    全面マスク式潜水で使用する水中電話機用のイヤホンは、潜水中に外れることがないよう、外耳道にイヤーピースを差し込むものが一般的である。
  5. (5)
    全面マスク式潜水では、保温のためドライスーツを着用し、ウエットスーツを着用することはない。

正答と解説

正答:(3)

正答の考え方

正解は選択肢3です。全面マスクの内部には、口と鼻を覆う口鼻マスクがあり、そこへ呼吸ガスが供給されます。口鼻部分を区切ることで呼気がマスク全体にたまるのを防ぎ、死腔を小さくして二酸化炭素を再呼吸しにくくします。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は誤りです。全面マスク式は必要な吸気に応じて供給する応需送気式で、常時大量に送気するヘルメット式より一般に送気量は少なくて済みます。

選択肢2

選択肢2は誤りです。全面マスク式でも移動や姿勢制御のため足ヒレを使用できます。送気ホースの外れを防ぐには、適切な取り回しと身体への固定で対処します。

選択肢4

選択肢4は誤りです。水中電話の受話器は耳の近くに配置しますが、外耳道を密閉するイヤーピースを差し込む方式は圧力調整を妨げるため一般的ではありません。

選択肢5

選択肢5は誤りです。保温方法は水温や作業条件に応じて選び、全面マスク式でもウェットスーツを使用することがあります。常にドライスーツだけを着用するわけではありません。

周辺知識

全面マスクは目・鼻・口を覆い、呼吸器と通話装置を組み込みやすい装備です。口鼻マスクは死腔を減らす重要な部品で、密着不良や排気弁の異常は二酸化炭素の再呼吸につながります。使用前には面体の密着、弁、送気ホース、通信、非常用空気を確認します。