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関係法令

潜水士 令和6年 7月~12月実施分 関係法令 問31

問題・正答・学習用解説

問題

ヘルメット式潜水で空気圧縮機により送気し、最高深度30mの潜水業務を行う場合、潜水業務従事者ごとに設ける予備空気槽の内容積V(L)として最小限必要な値に最も近いものは、法令上、(1)~(5)のうちどれか。ただし、イ又はロのうち適切な式を用いて算定すること。なお、Dは最高の潜水深度(m)であり、Pは予備空気槽内の空気圧力で0.7MPa(ゲージ圧力)とする。イV=40(0.03D+0.4)PV = \frac{40(0.03D+0.4)}{P}ロV=60(0.03D+0.4)PV = \frac{60(0.03D+0.4)}{P}

選択肢

  1. (1)
    65L
  2. (2)
    75L
  3. (3)
    92L
  4. (4)
    98L
  5. (5)
    112L

正答と解説

正答:(5)

正答の考え方

正解は選択肢5です。ヘルメット式は圧力調整器を使用しない定量送気式なので、ロの式を使います。D=30\displaystyle D=30、P=0.7\displaystyle P=0.7を代入すると、V=60×(0.03×30+0.4)÷0.7=60×1.3÷0.7=\displaystyle V=60\times (0.03\times 30+0.4)\div 0.7=60\times 1.3\div 0.7=約111.4Lです。必要量以上となる最も近い値は112Lです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は、65Lでは法定計算値約111.4Lを下回ります。深度項0.03Dだけでなく、式中の0.4も加えて計算する必要があります。

選択肢2

選択肢2は75Lですが、これは圧力調整器を使う場合のイの式で計算した約74.3Lに近い値です。ヘルメット式は圧力調整器を使わないため、係数40ではなく60を用います。

選択肢3

選択肢3は、92Lでは法定計算値約111.4Lに足りません。DとPを指定された単位のままロの式へ代入します。

選択肢4

選択肢4は、98Lでは法定計算値約111.4Lを下回ります。「最小限必要」なので、計算値未満の空気槽は選べません。

周辺知識

予備空気槽の内容積は、圧力調整器を使用する場合が V=40(0.03D+0.4)÷P\displaystyle V=40(0.03D+0.4)\div P、それ以外が V=60(0.03D+0.4)÷P\displaystyle V=60(0.03D+0.4)\div P です。VはL、Dはm、PはMPaです。さらに槽内圧力は、常時、最高潜水深度における圧力の1.5倍以上という別の条件も満たします。