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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和6年 1月~6月実施分 送気、潜降及び浮上 問12

問題・正答・学習用解説

問題

毎分20Lの呼吸を行う潜水者が、水深10mにおいて、内容積16L、空気圧力19MPa(ゲージ圧力)の空気ボンベを使用してスクーバ式潜水により潜水業務を行う場合の潜水可能時間に最も近いものは次のうちどれか。 ただし、空気ボンベの残圧が5MPa(ゲージ圧力)になったら浮上するものとする。

選択肢

  1. (1)
    26分
  2. (2)
    36分
  3. (3)
    46分
  4. (4)
    56分
  5. (5)
    66分

正答と解説

正答:(4)

正答の考え方

正解は選択肢4です。使える圧力差は19-5=14MPaです。大気圧0.1MPa換算の空気量は16×14÷0.1=2,240L。水深10mの絶対圧は2気圧なので消費量は20×2=40L/分となり、2,240÷40=56分です。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1の26分なら消費する大気圧換算空気量は40×26=1\displaystyle 40\times 26=1,040Lにすぎず、使用可能な2,240Lを大きく余らせます。

選択肢2

選択肢2の36分では40×36=1\displaystyle 40\times 36=1,440Lとなり、残圧5MPaまでに使える2,240Lとの計算が合いません。

選択肢3

選択肢3の46分では40×46=1\displaystyle 40\times 46=1,840Lです。水深10mでの毎分消費量40Lを使っても、まだ400L分短い値です。

選択肢5

選択肢5の66分には40×66=2\displaystyle 40\times 66=2,640Lが必要で、使用可能な2,240Lを400L上回るため、残圧5MPaを保てません。

周辺知識

スクーバの時間計算は、まず「内容積×使用できる圧力差÷0.1MPa」で大気圧換算空気量を求めます。次に、水深約10mごとに絶対圧が1気圧増すことから深度での消費量を求め、空気量÷毎分消費量で時間を出します。実作業では移動・緊急用の余裕も必要です。