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潜水業務

潜水士 令和6年 1月~6月実施分 潜水業務 問5

問題・正答・学習用解説

問題

水中における光や音に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    水分子による光の吸収の度合いは、光の波長によって異なり、波長の短い赤色は、波長の長い青色より吸収されやすい。
  2. (2)
    澄んだ水中で面マスクを通して近距離にある物体を見た場合、通常、実際よりも3分の4倍大きく、また、実際に比べ4分の3の距離のところにあるように見える。
  3. (3)
    濁った水中では、オレンジ色や黄色で蛍光性のものが視認しやすい。
  4. (4)
    水は、空気と比べ密度が大きいので、水中では空気中と比べて、音が遠くまで伝播する。
  5. (5)
    水中では、音に対する両耳効果が減少し、音源の方向探知が困難になる。

正答と解説

正答:(1)

正答の考え方

正解は選択肢1です。赤色光は波長が長く、青色光は波長が短いので、波長の長短が逆です。水中では長波長側の赤色光から吸収されやすく、深くなるにつれて赤色が見えにくくなります。

各選択肢の解説

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。空気を含む面マスク越しでは水と空気の境界で光が屈折するため、近くの物体はおよそ4/3倍大きく、距離は実際のおよそ3/4に近く見えます。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。濁水では背景との明暗差が得られやすい蛍光性のオレンジ色や黄色が視認しやすく、標識などに適します。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。水中の音速は約1,500m/sで空気中より速く、減衰の性質も異なるため、音は遠くまで伝わりやすくなります。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。水中では音が左右の耳へほぼ同時に届き、頭部による遮音差も小さくなるため、両耳の時間差・強さの差から方向を判断しにくくなります。

周辺知識

水中では色、距離、音の方向が陸上と違って感じられます。赤色は先に失われ、マスク越しの物体は大きく近く見え、音源方向は特定しにくくなります。感覚だけに頼らず、水深計、索、通信、目印で位置を確認することが安全につながります。