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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和5年 7月~12月実施分 送気、潜降及び浮上 問17

問題・正答・学習用解説

問題

ヘルメット式潜水の装備に関し、正しいものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    ヘルメットの送気ホース取付部には、送気された空気が逆流することがないよう、逆止弁が設けられている。
  2. (2)
    排気弁(キリップ)は、潜水者自身がヘルメットの内側から頭で押して操作するもので、作業中に外部からの衝撃などにより排気弁が開くことを防ぐため、外部からは操作できないようになっている。
  3. (3)
    ドレーンコックは、潜水者が、送気中の水分や油分、呼気によって生じた水分をヘルメットの外へ排出するときに使用する。
  4. (4)
    腰バルブには減圧弁が組み込まれていて、潜水者の呼吸量に応じて自動的に送気空気量を調節する。
  5. (5)
    ヘルメット及び潜水服に重量があるので、潜水靴は、できるだけ軽量のものを使用する。

正答と解説

正答:(1)

正答の考え方

正解は選択肢1です。ヘルメットの送気ホース取付部にある逆止弁は、ホース破断や送気圧低下のときにヘルメット内の空気がホース側へ逆流するのを防ぐ安全装置です。

各選択肢の解説

選択肢2

選択肢2は、キリップを外部から操作できないとしている点が誤りです。潜水者が頭で内側から押すほか、手を使って外側から操作することもできます。

選択肢3

選択肢3は、ドレーンコックの用途が誤りです。これは主に潜水者が唾液をヘルメット外へ排出するために使い、送気中の油分を処理する装置ではありません。

選択肢4

選択肢4は、腰バルブが自動的に流量調節するとしている点が誤りです。腰バルブは潜水者が手で操作して送気量を調節する弁で、デマンド式の減圧弁ではありません。

選択肢5

選択肢5は、潜水靴をできるだけ軽くするとしている点が誤りです。従来のヘルメット式では海底で姿勢を安定させ、過大な浮力を抑えるため重量のある潜水靴を用います。

周辺知識

ヘルメット式では、腰バルブで入る空気、キリップで出る空気を調節して呼吸と浮力を保ちます。逆止弁は送気系故障時の急な圧力低下を防ぐため、潜水前点検が重要です。