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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和5年 1月~6月実施分 送気、潜降及び浮上 問11

問題・正答・学習用解説

問題

潜水業務に用いるコンプレッサーに関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    コンプレッサーには、固定式と移動式があるが、固定式は潜水作業船に設置される場合が多い。
  2. (2)
    コンプレッサーは、原動機で駆動され、ピストンを往復させてシリンダー内の空気を圧縮する構造となっている。
  3. (3)
    ストレーナーは、コンプレッサーに吸入される外気をろ過し、ゴミなどの侵入を防ぐための装置である。
  4. (4)
    大出力化した原動機(主機)を備える潜水作業船は、コンプレッサー専用の原動機(補機)を設置して駆動するものが多い。
  5. (5)
    コンプレッサーの圧縮効率は、圧力の上昇に伴い増加する。

正答と解説

正答:(5)

正答の考え方

正解は選択肢5です。コンプレッサーは吐出圧力が高くなるほど、漏れ、圧縮熱、弁や配管の抵抗などの影響が大きくなり、実際に得られる空気量に対する圧縮効率は低下します。圧力上昇に伴って効率が増加するという記述は逆です。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい説明です。固定式コンプレッサーは、送気式潜水の作業基地となる潜水作業船に据え付けて用いられることが多い設備です。

選択肢2

選択肢2は正しい説明です。一般的な往復動式コンプレッサーは、原動機でクランク機構を動かし、ピストンをシリンダー内で往復させて空気を吸入・圧縮・吐出します。

選択肢3

選択肢3は正しい説明です。ストレーナーは吸入口で外気中のごみなどを取り除き、コンプレッサー内部への異物侵入を防ぎます。

選択肢4

選択肢4は正しい説明です。大出力の主機を備える船でも、潜水者への送気を安定して確保するため、コンプレッサーを専用の補機で駆動する方式が多く用いられます。

周辺知識

送気用コンプレッサーでは、必要な圧力・流量と呼吸用空気の清浄さが重要です。吸気口を排気ガスから離し、ストレーナー、空気槽、空気清浄装置を通して送気します。圧縮で空気温度が上がり、水分や油分も混入し得るため、冷却、ドレン排出、点検を行います。