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潜水業務

潜水士 令和5年 1月~6月実施分 潜水業務 問3

問題・正答・学習用解説

問題

気体の性質に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    二酸化炭素は、人体の代謝作用や物質の燃焼によって発生する無色・無臭の気体で、人の呼吸の維持に微量必要なものである。
  2. (2)
    窒素は、無色・無臭で、常温・常圧では化学的に安定した不活性の気体であるが、高圧下では麻酔作用がある。
  3. (3)
    酸素は、無色・無臭の気体であり、可燃性ガスに分類される。
  4. (4)
    ヘリウムは、無色・無臭で、化学的に非常に安定した、極めて軽い気体である。
  5. (5)
    一酸化炭素は、無色・無臭の有毒な気体で、物質の不完全燃焼などによって発生する。

正答と解説

正答:(3)

正答の考え方

正解は選択肢3です。酸素は物を燃えやすくする支燃性の気体ですが、酸素そのものが燃料として燃える可燃性ガスではありません。可燃性と支燃性を取り違えているため、この記述が誤りです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい説明です。二酸化炭素は代謝や燃焼で生じる無色・無臭の気体で、血液中の二酸化炭素の増加は呼吸中枢を刺激し、呼吸を調節する重要な信号になります。

選択肢2

選択肢2は正しい説明です。窒素は常温・常圧では反応しにくい不活性ガスですが、高い分圧で吸入すると判断力や運動能力を低下させる窒素酔いを起こします。

選択肢4

選択肢4は正しい説明です。ヘリウムは無色・無臭で化学的に非常に安定し、空気より密度が小さいため、大深度潜水の混合ガスにも利用されます。

選択肢5

選択肢5は正しい説明です。一酸化炭素は不完全燃焼で生じる無色・無臭の有毒ガスで、ヘモグロビンと強く結合して全身への酸素運搬を妨げます。

周辺知識

潜水では気体の濃度だけでなく、全圧に濃度を掛けた分圧が人体への作用を決めます。酸素は必要不可欠でも高分圧では酸素中毒を起こし、窒素は高分圧で窒素酔いを起こします。コンプレッサーの吸気口を排気ガスから離し、一酸化炭素の混入を防ぐことも重要です。