潜水業務
潜水士 令和5年 1月~6月実施分 潜水業務 問1
問題・正答・学習用解説
問題
圧力に関し、正しいものは次のうちどれか。選択肢
- (1)
気体では、温度が一定の場合、圧力Pと体積VについてVP=一定の関係が成り立つ。 - (2)
気体では、圧力が一定の場合、体積Vと絶対温度TについてV⋅T=一定の関係が成り立つ。 - (3)
密閉容器内に満たされた静止流体中の任意の点に加えた圧力は、その圧力の方向にだけ伝達される。
- (4)
ゲージ圧力は、絶対圧力に大気圧を加えたものである。
- (5)
圧力1barをSI単位に換算すると0.1MPaとなる。
正答と解説
正答:(5)
正答の考え方
正解は選択肢5です。1bar=100kPaであり、1MPa=1,000 kPaなので、100÷1,000=0.1MPaです。したがって、圧力1 barをSI単位のパスカルで表すと0.1 MPaとなります。 各選択肢の解説
選択肢1
選択肢1は誤りです。温度一定の気体では、ボイルの法則により圧力Pと体積Vの積、すなわちP×Vが一定です。P÷Vが一定ではありません。
選択肢2
選択肢2は誤りです。圧力一定の気体では、シャルルの法則により体積Vは絶対温度Tに比例するため、V÷Tが一定です。V×Tが一定ではありません。
選択肢3
選択肢3は誤りです。パスカルの原理では、密閉された静止流体に加えた圧力は一方向だけでなく、流体の全ての部分へ等しく伝わります。
選択肢4
選択肢4は誤りです。ゲージ圧力は大気圧を基準の0とした圧力なので、ゲージ圧力=絶対圧力-大気圧です。絶対圧力に大気圧を加えるのではありません。
周辺知識
潜水計算では、絶対圧力=ゲージ圧力+大気圧として使い分けます。水深約10 mごとに水圧は約0.1 MPa増え、水面の大気圧も約0.1 MPaあるため、水深10 mの絶対圧力は約0.2 MPaです。単位は1MPa=1,000kPa=10barと覚えると換算しやすくなります。