高気圧障害
潜水士 令和4年 1月~6月実施分 高気圧障害 問29
問題・正答・学習用解説
問題
潜水作業者の健康管理に関し、誤っているものは次のうちどれか。選択肢
正答と解説
正答:(4)
正答の考え方
正解は選択肢4です。1UPTDは、酸素分圧100kPa(約1気圧)の純酸素に1分間ばく露されたときの肺毒性量です。記述の「1時間」は60倍長く、単位の定義が誤っています。
各選択肢の解説
選択肢1
選択肢1は正しい記述です。高気圧業務健康診断では四肢運動機能や聴力などを調べ、医師が必要と認めれば作業条件調査などを追加します。
選択肢2
選択肢2は正しい記述です。潜水性骨壊死は骨頭・骨端に生じやすいため、股関節、肩関節、膝関節などをX線で確認します。
選択肢3
選択肢3は正しい記述です。残ったアルコールは脱水、判断力低下、末梢血管拡張による熱損失を招き、減圧症や低体温症の危険を高めます。
選択肢5
選択肢5は正しい記述です。再圧治療後も体内の余分な不活性ガスや組織への影響が残り得るため、すぐ再潜水すると症状再発の危険があります。
周辺知識
UPTDは肺酸素中毒の累積負荷を、酸素分圧と時間から評価する単位です。酸素分圧が50kPaを超える区間で計算し、当時の基準では1日600UPTD以下、1週間2,500CPTD以下に管理します。