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関係法令

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 関係法令 問33

問題・正答・学習用解説

問題

携行させたボンベ(非常用のものを除く。)からの給気を受けて行う潜水業務に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    潜降直前に、潜水作業者に対し、当該潜水業務に使用するボンベの現に有する給気能力を知らせなければならない。
  2. (2)
    圧力0.5MPa(ゲージ圧力)以上の気体を充塡したボンベからの給気を受けさせるときは、2段以上の減圧方式による圧力調整器を潜水作業者に使用させなければならない。
  3. (3)
    潜水作業者に異常がないかどうかを監視するための者を置かなければならない。
  4. (4)
    潜降するときだけでなく、浮上するときにも、さがり綱(潜降索)を潜水作業者に使用させなければならない。
  5. (5)
    さがり綱(潜降索)には、3mごとに水深を表示する木札又は布等を取り付けておかなければならない。

正答と解説

正答:(2)

正答の考え方

正解は選択肢2です。二段以上の減圧方式による圧力調整器を使用させる義務が生じるのは、ゲージ圧力1 MPa以上の気体を充塡したボンベから給気を受ける場合です。0.5 MPa以上とする記述は適用条件の数値が誤っています。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は法令どおりです。潜降直前にボンベの現在の給気能力、すなわち残圧などからどれだけ呼吸ガスを使えるかを潜水作業者へ知らせます。

選択肢3

選択肢3は法令どおりです。自給気式でも水面側に監視者を置き、潜水作業者の異常、予定時間超過、浮上後の状態などを監視して救助につなげます。

選択肢4

選択肢4は法令どおりです。さがり綱は潜降だけでなく浮上にも使用させ、位置と方向を保ちながら、定めた速度や停止深度を守れるようにします。

選択肢5

選択肢5は法令どおりです。さがり綱には3 mごとに木札や布などで水深を表示し、視認や触知によって現在の深度と浮上停止位置を判断できるようにします。

周辺知識

高圧ボンベのガスを一段で周囲圧まで下げると圧力変動が大きく、安定した呼吸が難しくなります。通常のスクーバレギュレーターは、第一段で高圧を中圧へ、第二段で周囲圧へ下げます。残圧、呼吸速度、深度を考えて浮上用の予備ガスを残します。