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高気圧障害

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 高気圧障害 問23

問題・正答・学習用解説

問題

人体の神経系に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    神経系は、身体を環境に順応させたり動かしたりするために、身体の各部の動きや連携の統制をつかさどる。
  2. (2)
    神経系は、中枢神経系と末梢神経系から成る。
  3. (3)
    中枢神経系は、脳と脊髄から成り、脳は特に多くのエネルギーを消費するため、脳への酸素供給が数分間途絶えると修復困難な損傷を受ける。
  4. (4)
    末梢神経系は、体性神経と自律神経から成る。
  5. (5)
    体性神経は、運動神経と交感神経から成り、運動と感覚の作用を調節している。

正答と解説

正答:(5)

正答の考え方

正解は選択肢5です。体性神経は、感覚器から中枢へ情報を伝える感覚神経と、中枢から骨格筋へ命令を送る運動神経から成ります。交感神経は体性神経ではなく自律神経の一部なので、この組合せが誤りです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。神経系は外界や体内の変化を受け取り、情報を処理し、筋肉や臓器へ指令を送ることで、身体各部の働きを協調させます。

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。脳と脊髄から成る中枢神経系が情報を統合し、そこから全身へ伸びる末梢神経系が情報を往復させます。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。脳は酸素とブドウ糖を多く消費しながら貯蔵できる量が少ないため、血流と酸素供給が数分途絶えるだけで不可逆的な障害を受け得ます。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。末梢神経系は、感覚と随意運動を担う体性神経と、心拍、血管、消化などを無意識に調節する自律神経に分けられます。

周辺知識

自律神経は交感神経と副交感神経から成り、多くの臓器を反対方向から調節します。緊張時には交感神経が心拍数を上げ、休息時には副交感神経が心拍を抑えます。潜水反射では顔面の冷却などにより副交感神経が働き、心拍が低下します。