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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 送気、潜降及び浮上 問14

問題・正答・学習用解説

問題

スクーバ式潜水における潜降の方法などに関し、正しいものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    熟練者が潜降するときは、さがり綱(潜降索)を用いず潜降してよいが、潜降速度は毎分10m程度で行うようにする。
  2. (2)
    BCを装着している場合、インフレーターを肩より上に上げて、給気ボタンを押して潜降を始める。
  3. (3)
    マスクの中に水が入ってきたときは、深く息を吸い込んでマスクの下端を顔に押し付け、鼻から強く息を吹き出してマスクの上端から水を排出する。
  4. (4)
    潜水中は、ボンベ内の呼吸ガスの消費を抑えるため、間欠的な呼吸であるスキップ・ブリージングを意識的に行うようにする。
  5. (5)
    潜水中の遊泳は、通常は両腕を伸ばして体側につけて行うが、視界のきかないときは、腕を前方に伸ばして障害物の有無を確認しながら行う。

正答と解説

正答:(5)

正答の考え方

正解は選択肢5です。通常の遊泳では両腕を体側に沿わせて抵抗を減らしますが、視界が悪い場所では片腕又は両腕を前方に出し、頭やマスクが障害物へ衝突する前に手で確認します。この状況に応じた泳ぎ方が正しい記述です。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は誤りです。熟練度にかかわらず、潜降位置と速度を保つためにさがり綱を使用します。また毎分10 mは浮上速度の基準として扱われ、潜降を綱なしで行う根拠にはなりません。

選択肢2

選択肢2は誤りです。潜降するときはBC内の空気を排出して浮力を減らします。インフレーターを肩より上に上げるのは排気口を高くして空気を抜くためで、給気ボタンは押しません。

選択肢3

選択肢3は誤りです。マスククリアは上端を額へ軽く押し付け、鼻から息を出して水を下端から排出します。下端を押し付けて上端から排水しようとすると、水の出口をふさいでしまいます。

選択肢4

選択肢4は誤りです。呼吸を意図的に止めるスキップ・ブリージングは二酸化炭素を蓄積させ、息苦しさ、頭痛、判断力低下を招きます。潜水中はゆっくり連続して呼吸します。

周辺知識

潜降はさがり綱を保持し、耳抜きを早めに繰り返しながら、BCやドライスーツの空気を少しずつ排出して行います。息を止めず、バディと深度・残圧を確認します。視界不良では腕で前方を守り、綱やガイドラインで方向と退路を確保します。