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潜水業務

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 潜水業務 問7

問題・正答・学習用解説

問題

潜水業務における潮流による危険性などに関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高い。
  2. (2)
    大潮は、潮の干満の差が大きい状態で、満月の前後数日間をいい、小潮は、潮の干満の差が小さい状態で、新月の前後数日間をいう。
  3. (3)
    潮流は、開放的な海域では弱いが、湾口、水道、海峡などの狭く、複雑な海岸線をもつ海域では強くなる。
  4. (4)
    上げ潮と下げ潮との間に生じる潮止まりを憩流といい、潜水作業はこの時間帯に行うようにする。
  5. (5)
    潮流の速い水域でスクーバ式潜水により潜水作業を行うときは、命綱を使用する。

正答と解説

正答:(2)

正答の考え方

正解は選択肢2です。大潮は新月と満月の前後に起こり、小潮は上弦・下弦の月、つまり半月の前後に起こります。選択肢は新月を小潮としており、月・太陽・地球の位置関係と潮差の対応が誤っています。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。速い潮流に逆らう作業は運動量と呼吸量を増やし、不活性ガスの取り込みや浮上管理の乱れにつながるため、減圧症の危険が高まります。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。広い海域よりも、湾口、水道、海峡など流路が狭まる場所では同じ水量が集中し、地形の影響も受けて潮流が速くなります。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。上げ潮から下げ潮、又はその逆へ移る際に流れが弱まる時間を憩流といい、潮流による負担の小さいこの時間帯を作業に選びます。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。送気ホースのないスクーバでも、強い潮流では流される危険があるため、命綱で水面側との連絡と位置の確保を行います。

周辺知識

新月・満月には太陽と月による潮汐作用が強め合って潮差の大きい大潮になり、上弦・下弦には一部打ち消し合って潮差の小さい小潮になります。潜水計画では潮汐表だけでなく現場の地形、風、河川流も確認します。