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潜水業務

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 潜水業務 問3

問題・正答・学習用解説

問題

気体の性質などに関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    気体の分子が、圧力(分圧)の高い方から低い方へ散らばって広がることを、「拡散」という。
  2. (2)
    呼吸により血液中に酸素を取り込み、血液中から二酸化炭素を排出するのは、気体の拡散現象による。
  3. (3)
    一酸化炭素は、物質の不完全燃焼などによって生じる無色の有毒な気体で、物が焦げたような異臭がある。
  4. (4)
    窒素は、常温では化学的に安定した不活性の気体である。
  5. (5)
    空気は、酸素約21%、窒素約78%、二酸化炭素その他の物質が約1%で構成されている。

正答と解説

正答:(3)

正答の考え方

正解は選択肢3です。一酸化炭素は不完全燃焼で生じる無色・無臭の有毒ガスで、焦げたような臭いでは判別できません。臭いがあるとする記述は誤りであり、送気用コンプレッサーの吸気汚染にも特に注意が必要です。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。拡散とは、分子の熱運動により、ある気体成分が分圧の高い側から低い側へ移動し、しだいに均一になる現象です。

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。肺胞では酸素が肺胞気から血液へ、二酸化炭素が血液から肺胞気へ、それぞれの分圧差に従って拡散します。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。窒素分子は三重結合で結ばれていて、常温・通常圧では化学反応を起こしにくいため、一般に不活性な気体として扱われます。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。乾燥空気の主成分は窒素約78%と酸素約21%で、残る約1%にはアルゴン、二酸化炭素などが含まれます。

周辺知識

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと酸素より非常に強く結び付き、全身への酸素運搬を妨げます。無色・無臭なので感覚では発見できません。コンプレッサーの吸気口はエンジン排気や燃焼源から十分離すことが重要です。