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潜水業務

潜水士 令和3年 1月~6月実施分 潜水業務 問7

問題・正答・学習用解説

問題

潜水業務の危険性に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    潮流のある場所における水中作業で潜水作業者が潮流によって受ける抵抗は、スクーバ式潜水が最も小さく、全面マスク式潜水、ヘルメット式潜水の順に大きくなる。
  2. (2)
    水中作業による事故には、潜水ホースが潜水作業船のスクリューへ接触したり、巻き込まれることなどがある。
  3. (3)
    水中でのガス溶断作業では、作業時に発生したガスが滞留してガス爆発を起こし、鼓膜を損傷することがある。
  4. (4)
    サメは海中に流れた僅かな血に対して敏感に反応するので、けがをしたまま、又は血を流している魚を持ったまま潜水することは非常に危険である。
  5. (5)
    海中の生物による危険には、サンゴ、フジツボなどによる切り傷、タコ、ウツボなどによる刺し傷のほか、イモガイ類、ガンガゼなどによるかみ傷がある。

正答と解説

正答:(5)

正答の考え方

正解は選択肢5です。この記述は生物と傷の種類を取り違えています。サンゴ・フジツボは切り傷、タコ・ウツボはかみ傷、イモガイ類・ガンガゼは毒針などによる刺し傷の危険があります。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。一般に装備の投影面積が大きいほど潮流抵抗も増し、装備が軽いスクーバ式、全面マスク式、重装備のヘルメット式の順に抵抗が大きくなります。

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。作業船の推進器へ送気ホースが触れたり巻き込まれたりすると、ホース切断による送気停止や潜水者の拘束を招きます。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。水中ガス溶断で生じるガスが閉鎖部へたまり、着火すると爆発の圧力波で鼓膜などを損傷する危険があります。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。サメは水中の血液などを感知しやすいため、出血したまま潜ったり、血を流す魚を携行したりする行為は危険を高めます。

周辺知識

危険生物への基本対策は、素手で触れない、保護手袋や保護衣を使う、視界不良時は特に周囲を確認することです。刺された場合は毒針などを適切に除き、種類に応じた応急処置と医療機関への連絡を行います。水中作業では生物だけでなく船の推進器や滞留ガスも同時に評価します。