潜水業務
潜水士 令和7年 7月~12月実施分 潜水業務 問2
問題・正答・学習用解説
問題
下の図のように、質量50gのおもりを糸でつるした、質量10g、断面積4cm2、長さ30cmの細長い円柱状の浮きが、上端を水面上に出して静止している。水面から浮きの上端までの高さh に最も近いものは、次のうちどれか。ただし、糸の質量及び体積並びにおもりの体積は無視できるものとする。
選択肢
- (1)
10cm
- (2)
12cm
- (3)
15cm
- (4)
18cm
- (5)
20cm
正答と解説
正答:(3)
正答の考え方
正解は選択肢3です。浮きとおもりの合計質量は10+50=60gなので、静止時には60 g分の水、すなわち60cm3を押しのけます。浮きの断面積は4cm2だから水中に沈む長さは60÷4=15cmで、水面上の高さは30−15=15cmです。 各選択肢の解説
選択肢1
選択肢1は、水面上の高さを10 cmとしていますが、これは浮きが20 cm沈み、80cm3の水を押しのける状態です。80 g相当の浮力となり、浮きとおもりの合計60 gを上回ります。 選択肢2
選択肢2は、水面上12 cm、すなわち18 cmが水中にある状態です。排水体積は4×18=72cm3で、必要な60cm3より大きくなります。 選択肢4
選択肢4は、水面上18 cm、すなわち水中部分12 cmです。排水体積は4×12=48cm3にとどまり、合計60 gを支える浮力が不足します。 選択肢5
選択肢5は、水面上20 cm、すなわち水中部分10 cmです。排水体積は40cm3で40 g相当の浮力しか得られず、合計60 gとつり合いません。 周辺知識
アルキメデスの原理により、浮力は物体が押しのけた液体の重さに等しくなります。淡水の密度は約1g/cm3なので、静止して浮いている物体では、質量60 gなら排水体積も60cm3と考えられます。