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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和5年 7月~12月実施分 送気、潜降及び浮上 問13

問題・正答・学習用解説

問題

送気式潜水に使用する設備又は器具に関し、正しいものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    全面マスク式潜水では、通常、送気ホースは、呼び径が13mmのものが使われている。
  2. (2)
    ヘルメット式潜水では、呼気がヘルメット内に吐き出されるため、ヘルメット内の二酸化炭素濃度が有毒なレベルに達しないよう、できるだけ高い圧力で送気する。
  3. (3)
    流量計には、特定の送気圧力による流量が目盛られており、その圧力以外で送気する場合は換算が必要である。
  4. (4)
    フェルトを使用した空気清浄装置は、潜水者に送る圧縮空気に含まれる水分と油分のほか、二酸化炭素と一酸化炭素を除去する。
  5. (5)
    終業後、調節用空気槽は、内部に0.1MPa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。

正答と解説

正答:(3)

正答の考え方

正解は選択肢3です。流量計の目盛は、あらかじめ定めた送気圧力での流量を示します。気体は圧力で体積が変わるため、目盛の基準圧力と実際の送気圧力が異なる場合は、その圧力に応じた換算が必要です。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は、全面マスク式の一般的なホースを呼び径13 mmとしている点が誤りです。13 mm級は多量の連続送気を要するヘルメット式などで用い、応需送気の全面マスク式では通常これより細いものを使います。

選択肢2

選択肢2は、二酸化炭素対策を「できるだけ高い圧力」で行うとしている点が誤りです。必要なのは深度に見合う圧力を確保したうえで十分な換気流量を送ることで、過大な送気圧力は別の危険になります。

選択肢4

選択肢4は、フェルトで二酸化炭素と一酸化炭素まで除去できるとしている点が誤りです。フェルトは主に水滴や油滴を捕集しますが、気体のCO・CO₂には別の処理や混入防止が必要です。

選択肢5

選択肢5は、終業後も調節用空気槽へ0.1 MPa程度を残すとしている点が誤りです。停止後は所定の手順で圧力を抜き、ドレーンから凝縮水や油分を排出して内部腐食を防ぎます。

周辺知識

気体流量は、どの圧力・温度で表した体積かによって数値が変わります。流量計は基準条件を確認して読み、潜水深度、送気ホースの圧力損失、使用する呼吸器を含めて必要量を確保します。