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高気圧障害

潜水士 令和4年 7月~12月実施分 高気圧障害 問26

問題・正答・学習用解説

問題

潜水による副鼻腔や耳の障害に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    潜降の途中で耳が痛くなるのは、外耳道と中耳腔との間に圧力差が生じるためである。
  2. (2)
    中耳腔は、耳管によって咽頭と通じているが、この管は通常は閉じている。
  3. (3)
    耳の障害の症状には、耳の痛み、閉塞感、難聴、めまいなどがある。
  4. (4)
    前頭洞、上顎洞などの副鼻腔は、管によって鼻腔と通じており、耳抜きによってこの管を開いて圧力調整を行う。
  5. (5)
    副鼻腔の障害の症状には、額の周りや目・鼻の根部の痛み、鼻出血などがある。

正答と解説

正答:(4)

正答の考え方

正解は選択肢4です。副鼻腔は自然口を通じて鼻腔とつながり、通常は開いているため圧力は受動的に調整されます。耳抜きは通常閉じている耳管を開いて中耳圧を合わせる操作であり、副鼻腔の管を開く操作ではありません。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。潜降で外耳道側の圧力が上がり、中耳腔の圧力が追いつかないと鼓膜が内側へ押されて痛みます。

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。耳管は通常閉じていますが、嚥下やバルサルバ法などで一時的に開き、中耳と咽頭の圧力を合わせます。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。圧力差で鼓膜や内耳が障害されると、痛み、耳閉感、聴力低下、平衡感覚の異常によるめまいが起こります。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。副鼻腔の自然口が鼻炎などで塞がると、洞内外の圧力差により額・眼窩周辺・鼻根部の痛みや鼻出血が生じます。

周辺知識

風邪、鼻炎、アレルギーで粘膜が腫れていると、耳管や副鼻腔の自然口が通りにくくなります。強い耳抜きで無理に続行せず、圧平衡できない日は潜水を中止することが圧外傷の予防になります。