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送気、潜降及び浮上

潜水士 令和4年 7月~12月実施分 送気、潜降及び浮上 問18

問題・正答・学習用解説

問題

スクーバ式潜水及び全面マスク式潜水に用いられるボンベ、圧力調整器(レギュレーター)などに関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    ボンベに空気を充塡するときは、一酸化炭素や油分が混入しないようにし、また、湿気を含んだ空気は充塡しないようにする。
  2. (2)
    全面マスク式潜水で用いる圧力調整器は、高圧空気を10MPa(ゲージ圧力)前後に減圧するファーストステージ(第1段減圧部)と、更に潜水深度の圧力まで減圧するセカンドステージ(第2段減圧部)から構成される。
  3. (3)
    全面マスク式潜水は送気式潜水であるが、圧力調整器を用いるほか、小型のボンベを携行して潜水することがある。
  4. (4)
    ボンベの残圧を表示する残圧計の内部には高圧がかかっているので、表示部の針は顔を近づけないで斜めに見るようにする。
  5. (5)
    スクーバ式潜水で用いる圧力調整器は、潜水前に、マウスピースをくわえて呼吸し、異常のないことを確認する。

正答と解説

正答:(2)

正答の考え方

正解は選択肢2です。ファーストステージはボンベの高圧空気を約1 MPaの中間圧まで下げ、セカンドステージが周囲の水圧に対応する呼吸圧まで下げます。第1段後が約10 MPaという記述は高過ぎるため誤りです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。一酸化炭素や油分は中毒や肺障害の原因となり、水分は腐食や凍結を招くため、清浄で乾燥した空気を充塡します。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。全面マスク式は水上から送気しますが、主送気の異常時に使う緊急用の小型ボンベを携行する場合があります。

選択肢4

選択肢4は正しい記述です。残圧計の内部にはボンベ圧がかかり、破損時に部品が正面へ飛ぶおそれがあるので、顔を外して斜めから読みます。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。潜水前に実際にマウスピースで呼吸し、吸気抵抗、異音、空気漏れなどがないことを確認します。

周辺知識

二段減圧は、ボンベ圧が低下しても呼吸しやすい圧力を安定して作る仕組みです。第1段は中間圧、第2段は周囲圧よりわずかに高い圧力へ調整するため、深度が変わっても吸気できます。