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潜水業務

潜水士 令和4年 7月~12月実施分 潜水業務 問7

問題・正答・学習用解説

問題

潜水業務の危険性に関し、正しいものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    水中での溶接・溶断作業では、空気がないのでガス爆発の危険はないが、水は空気よりも電気をよく通すので感電する危険がある。
  2. (2)
    潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高い。
  3. (3)
    視界の良いときより、海水が濁って視界の悪いときの方が、サメやシャチのような海の生物による危険性が低い。
  4. (4)
    海中の生物による危険には、サンゴ、フジツボなどによる切り傷、タコ、ウツボなどによる刺し傷のほか、イモガイ類、ガンガゼなどによるかみ傷がある。
  5. (5)
    潜水作業中、海上衝突を予防するため、潜水作業船に下の図に示す国際信号書A旗板を掲揚する。選択肢5の図

正答と解説

正答:(2)

正答の考え方

正解は選択肢2です。速い潮流の中では姿勢維持の運動量と呼吸量が増え、作業や浮上が計画より遅れやすくなります。疲労や二酸化炭素蓄積も重なり、減圧管理が乱れて減圧症の危険が高まります。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は、水中ならガス爆発がないとしている点が誤りです。溶接・溶断で生じる可燃性ガスや酸素が閉所へたまれば爆発し得るうえ、感電にも注意が必要です。

選択肢3

選択肢3は、濁っている方が海生生物の危険が低いとしている点が誤りです。相手の接近や危険生物を見つけにくく、回避が遅れるため危険は高まります。

選択肢4

選択肢4は、生物が危害を与える方法を取り違えています。タコやウツボは主にかみつき、イモガイ類やガンガゼは毒針や棘で刺します。

選択肢5

選択肢5は、図示された旗板が正しい国際信号旗A旗ではありません。A旗は白と青で構成された燕尾形で、潜水作業中であることを周囲の船へ示します。

周辺知識

潮流の抗力はおおむね流速の2乗に比例し、少し流れが速くなるだけでも負担が大きくなります。作業時間、命綱、送気量、浮上経路を流況に合わせて計画します。