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潜水業務

潜水士 令和3年 7月~12月実施分 潜水業務 問1

問題・正答・学習用解説

問題

圧力に関し、誤っているものは次のうちどれか。

選択肢

  1. (1)
    気体では、温度が一定の場合、圧力P\displaystyle Pと体積V\displaystyle VについてP⋅V=一定\displaystyle P \cdot V = \text{一定}の関係が成り立つ。
  2. (2)
    圧力1barをSI単位に換算すると0.1MPaとなる。
  3. (3)
    圧力は、単位面積当たりに垂直方向に作用する力である。
  4. (4)
    密閉容器内に満たされた静止流体中の任意の点に加えた圧力は、その圧力の方向にだけ伝達される。
  5. (5)
    気体では、圧力が一定の場合、体積V\displaystyle Vと絶対温度T\displaystyle TについてVT=一定\displaystyle \frac{V}{T} = \text{一定}の関係が成り立つ。

正答と解説

正答:(4)

正答の考え方

正解は選択肢4です。静止した密閉流体の一点に加えた圧力は、その向きだけではなく、流体のあらゆる方向へ同じ強さで伝わります。これはパスカルの原理であり、「その圧力の方向にだけ伝達される」という記述が誤りです。

各選択肢の解説

選択肢1

選択肢1は正しい記述です。温度と気体の量が一定なら、圧力を2倍にすると体積は2分の1になり、圧力と体積の積P・Vは一定になります。これはボイルの法則です。

選択肢2

選択肢2は正しい記述です。1 barは100,000 Pa、すなわち100 kPaであり、1MPa=1\displaystyle 1 MPa=1,000 kPaなので0.1 MPaに換算できます。

選択肢3

選択肢3は正しい記述です。圧力は面を垂直に押す力をその面積で割った量で、式では圧力P=力F÷面積Aと表します。面積が小さいほど同じ力でも圧力は大きくなります。

選択肢5

選択肢5は正しい記述です。圧力と気体の量が一定なら体積Vは絶対温度Tに比例するため、V÷Tは一定です。温度には摂氏温度ではなくケルビンを用います。

周辺知識

水中の圧力計算では、大気圧を含む絶対圧力と、大気圧を0とするゲージ圧力を区別します。およそ水深10mごとに水圧が0.1 MPa増し、絶対圧力は海面の約0.1 MPaを加えた値になります。