30秒で分かる
ITパスポートの難易度を一言でいうと
初心者も合格を目指せる入門資格ですが、出題範囲が広く、総合点と3分野の両方に合格基準があるため、計画的な学習が必要です。
令和7年度の合格率は48.6%でした。およそ2人に1人が合格していますが、反対に見ると半数程度は不合格です。「入門資格だから簡単」と考えて無勉強で受けるのはおすすめできません。
二つの条件
ITパスポートの合格点
600点以上1,000点満点
300点以上各1,000点満点
二つの条件を同時に満たす必要があります。例えば総合650点でも、テクノロジ系が280点なら不合格です。得意分野だけで点数を稼ぐのではなく、ストラテジ・マネジメント・テクノロジをバランスよく学びましょう。
採点方式
「100問中60問正解」とは限らない
ITパスポートはIRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて評価点を算出します。問題の特性などを考慮して能力を測る仕組みのため、単純な正答数と評価点は同じではありません。
過去問演習では全体で7割程度、各分野でも安定して正答できる状態を目指すと余裕を作りやすくなります。ただし「7割正解=本番700点」を意味するものではありません。
採点方式・基準:IPA「試験内容・出題範囲」
最新統計
ITパスポートの合格率は48.6%
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度 | 211,145人 | 111,241人 | 52.7% |
| 令和4年度 | 231,526人 | 119,495人 | 51.6% |
| 令和5年度 | 265,040人 | 133,292人 | 50.3% |
| 令和6年度 | 273,905人 | 134,617人 | 49.1% |
| 令和7年度 | 271,352人 | 132,012人 | 48.6% |
直近5年間では合格率が少しずつ下がっています。ただし、合格率は受験者の属性や準備状況にも左右されるため、「試験問題だけが毎年難しくなっている」とは断定できません。
レベル感
ITパスポートは初心者に難しい?
高度なプログラミングや専門的なシステム設計を直接問う試験ではありません。一方で、経営戦略・会計・法務・プロジェクト管理・ネットワーク・セキュリティなど、初めて見る用語が広範囲に出ます。
注意点
「簡単」と聞いても不合格になる4つの理由
範囲が広い
経営から技術まで覚える用語が多い。
分野別基準を見落とす
苦手分野が300点未満だと総合点だけでは合格できない。
暗記だけで終わる
具体的な場面に当てはめる問題で迷いやすい。
過去問演習が不足
四肢択一の問われ方と時間配分に慣れていない。
合格へ
合格率を上げる勉強のポイント
- 1最初に100問解いて現在地を知る
得点より、苦手分野を見つけることを優先します。
- 2各分野の基礎用語を補う
一分野だけ極端に低くならないように学びます。
- 3誤答の選択肢まで確認する
なぜ違うのか説明できる状態を目指します。
- 4全体7割を目安に繰り返す
本番採点とは異なりますが、演習上の余裕を作ります。
FAQ
合格率・合格点についてよくある質問
ITパスポートの合格点は何点ですか?
総合評価点が1,000点満点中600点以上で、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野もそれぞれ300点以上必要です。
100問中60問正解すれば合格ですか?
単純に60問正解すれば必ず合格という仕組みではありません。IRTに基づいて評価点を算出し、さらに各分野の基準点も満たす必要があります。
ITパスポートの合格率は?
IPAが公表した令和7年度の合格率は48.6%です。受験者271,352人のうち132,012人が合格しました。
ITパスポートは簡単な資格ですか?
情報処理技術者試験の入口ですが、経営・管理・ITの広い範囲から出題されます。無勉強で簡単に合格できる試験ではありません。
一つの分野が苦手でも合格できますか?
各分野で300点以上が必要です。総合点が600点を超えていても、一分野が300点未満なら合格基準を満たしません。
初心者は何点を目標に勉強すればよいですか?
過去問では各分野で安定して正答し、全体で7割程度を目指すと余裕を作りやすくなります。ただし本番の評価点は正答数と単純には一致しません。
公式情報・更新日
合格率・受験者数は2026年4月公表の令和7年度統計、採点方式と合格基準はIPA公式試験案内を基にしています。2026年8月17日確認。
IPA「令和7年度 年間応募者数等」 ↗IPA「試験内容・出題範囲」 ↗